2023.08.30
税理士を選ぶ際には、慎重な検討が必要です。良い税理士は財務や税務の専門家であり、あなたのビジネスの良きパートナーとなります。逆に選び方を失敗するといつも不満を抱えてストレスをためたり、知らない間に多めに税金を払っていたりします。税理士の変更は気軽にできることではありませんので、次の税理士を検討する場合の「選び方」が非常に重要です。今回は税理士の変更する場合の「選び方」をChatGPTと会話しながら解説してみたいと思います。
「税理士の選び方」をChatGPTに聞いてみました。すると10項目の視点をあげてくれました。思った以上に的確なように思います。もちろん的外れな部分もありますので、修正を加えながら私の考えをお伝えしていきますね。まずは前編として①~④をお伝えします。後編はこちら
【ChatGPT】税理士は特定の国や地域で認定を受けた専門家であるべきです。税務法や財務規制は地域によGPTなりますので、地元の規制に従う税理士を選びましょう。
【タクスリー】認証の確認というのは意味が分かりません。ただ「資格の確認」は必要だと思います。実は税理士資格を持たない「税理士のような人」ってたくさんいます。税理士資格を持たない方が申告業務や税務相談をすることは、たとえ無料でも税理士法違反となってしまいます。確認方法は簡単です。税理士会のホームページで名簿が公開されています。名前で検索かけてみればわかりますので、念のため調べてみても良いかも知れませんね。ちなみに私を検索して見ると以下の通りです(^▽^)事務所の名称が違うのが気になります。研修も受けているんですが、反映されていないのかなぁ。
【ChatGPT】税務や財務の分野での豊富な経験を持つ税理士を選びましょう。特にあなたの業種や個人的な状況に関連する専門知識があるかどうかを確認してください。
【タクスリー】こちらは重要な指摘だと思います。税理士にも得意分野がありますし、経験値も違います。税理士の選び方としては「資格取得方法」と「実務経験」から分析してみるとよいです。「資格取得方法」は確認必須です。税理士の中で税理士試験に合格した人って意外と少ないんです。試験合格者は近年の新規登録者数の内25%です。完全に少数派です!税理士全体でも43%と半分にも届きません。税理士の多くは試験合格ではなく他の方法で税理士になっています。
具体的には国税OB、大学院卒業者、公認会計士などです。これらの方は税理士試験科目の一部もしくは全部が免除されます。国税OBの方は税務調査のノウハウは豊富ですが、税理士の日常業務については不得手な方が多い印象です。また必然的に高齢の方が多いです。近年多い公認会計士の方は、大規模な法人の処理や国際税務など専門的な知識をお持ちです。半面、税務よりも会計が得意ですので、こまかな税法の適用については苦手とされてる方が多いようです。大学院卒業者の方も多くいらっしゃいます。税理士二世が多いイメージです。税法暗記を経験されていないので、税法への理解という意味では若干不安があるようです。
しかし税理士試験合格者と言っても得意分野は様々です。それは税理士試験が科目合格制という特殊な試験形態をとっているためです。(詳しくはこちらのblog)相続税を全く勉強しなくても税理士試験に合格することは可能です。ですので相続税を知らない税理士はたくさんいます。同様に消費税がない時代に合格している方もいらっしゃいます。ですから合格科目は確認できるものならして頂きたいところです。会社経営であれば、法人税・消費税の知識は必須です。
とはいえ試験勉強や研修で知識のみを深めていたとしても、実務能力は別物です。業種や法人形態で必要とされる知識や経験は違ってきます。同様に税務知識が深くてもIT能力が低いようですと、現代では通用しません。さらに知識もアップデートし続けないと、毎年改正される税法に対応できません。そういう意味では、継続した学習と実務の積み重ねが何よりも大切です。一概には言いにくいですが10年の経験があれば、ほぼ大丈夫ではないでしょうか。過去にどのような業種や会社の顧問をされてきたかを確認できると良いですね。
【ChatGPT】信頼性の高い税理士を見つけるために、口コミやレビューをチェックし、以前のクライアントのフィードバックを聞いてみましょう。専門家としての評判は重要です。
【タクスリー】評判や信頼性は大切ですが、どのようにして測るかというと難しいですよね。他の業界と違って誰でも知っている税理士事務所ってほとんどありません。インターネットで口コミを確認するぐらいでしょうか?もし知人や取引先からの紹介でしたら、安心ですよね。紹介者と紹介先の税理士に特別な利害関係があるかどうかだけチェックしてください。税理士の選び方という意味では、重要度は高いけれど、実際には難しい要素かと思います。
【ChatGPT】税理士の料金は様々ですので、あなたの予算に合った料金構造を持つ税理士を選びましょう。時間単位で請求される場合や、プロジェクトごとに請求される場合があります。
【タクスリー】税理士費用の構造はご存じだと思います。記帳代行+月次顧問料+決算料+αとなる事が一般的です。金額を明確にするために、依頼したいサービスの内容を明確にしておくことが大切です。特に+αの部分をきちんと確認しておきたいですね。格安の事務所では電話相談は月2回までとか、意図的にチラシに決算料を記載しないとか、詐欺とは言えない範囲でいろいろな「工夫」をされているようです。時間単位の請求はあまり聞いたことがありません。プロジェクトごとはありえます。給与計算、補助金等の申請、特殊な税務対策などは別料金となるでしょう。
税理士の選び方としては大事な要素ですよね。ただ料金の妥当性は本当に難しいです。月1、2万円の顧問料よりも、相性や話しやすさ、信頼度などの方がはるかに重要だと思います。それなりの相場観はインターネットで検索すればわかります。弊所も基本的な料金はホームページで明示しています。安いには安いなりの理由が必ずあります。料金の考え方についてはこちらも参照してみて下さい。
税理士の選び方 後半⑤~⑩はこちら
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