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税理士の変更

税理士の変更を考える時

2023.08.10

税理士、税理士事務所、会計事務所の変更を検討される方、結構いらっしゃいますよね。どんな理由で「税理士かえたい!」ってなるんでしょうか?今まで聞いたことのある話し、本当にあった話し、ご紹介したいと思います。

理由① 先生に怒られる!?

会計・税務の業界に入って15年を超えました。ながい間この業界にいますと、びっくりする税理士先生の噂を聞きます。よく聞く驚きな先生が、『怒る』先生です。そんな方、結構いらっしゃるようです。つっこんだ質問をすると怒られるらしいです。見た目も怖いです(笑)

僕には信じられないです。だって顧問先は、お客様ですから。『先生』と呼ばれる事にも違和感があるぐらいですのに、怒るって!?昔は許されていたのでしょうね。人が怒るときって基本的に自分を守っているんだと思います。勝手な想像ですけど、怒ってしまう先生って自信がないのかなと思っちゃいます。怒りで顧問先からの質問をシャットアウトする感じなんでしょうか。私はお客さんに声を荒げたことはないです。当たり前ですが。

理由② 担当者に丸投げ

実際の業務は担当者に丸投げ

そこそこの規模の事務所では、税理士ではない「担当者」がつきます。経営者の方は、所長の先生が把握してくれていると思い込んでいます。しかし残念ながら無理ですよね。それは仕方ないことだと思います。ですから大切なことは、担当者の『レベル』という事になります。ところが明らかに実力不足の担当者に丸投げしている事務所があります。文字通り丸投げですから、担当者の力量次第で税金が増えもすれば減りもします。「担当者ガチャ」ですね。事前に担当者の紹介をしてもらえると良いですが、そんなパターンはあまり聞かないです。

それでは担当者の実力ってどうやって見定めましょうか?税理士を目ざしている担当者なら、税理士試験の合格科目を確認してみるとよいでしょう。消費税・法人税あたりの科目を合格していれば、知識としてはほぼ大丈夫だと思います。また残念ながら業界経験も少ない簿記二級程度の担当者に丸投げする事務所もあります。そこそこコミュニケーション能力があると、それっぽく思えてしまいます。怖いですよね。ただ付き合っていると、わかって答えているのか、なんとなくで答えているのか、わかってきます。どちらかというと資格の有無よりも実務経験の方が大切かも知れません。

理由③ IT化、クラウド化、キャッシュレスに消極的

この業界は保守的な方が多くて、IT化を毛嫌いする印象です。でも税務・会計の世界とITって凄く親和性がよいんですよね。会計ソフトや販売ソフトに数字を入力していくだけで、支払いや請求書発行や帳簿への記帳もすべて連動することができます。そこから出納帳・試算表・推移表・決算書・その他の台帳をボタン一つで作成できます。

しかし現在ほどIT技術の発展していない頃は、膨大な作業が必要でした。一つ一つの領収証の数字を伝票に書き、元帳に転記し、集計を取って試算表を作って、という具合です。すべて電卓で計算していたらしいです。同じ金額を絶対間違えないように何度も何度も手書きします。一種の特殊技能です。私には出来ません。そこにプロ意識があったんだと思います。

会計・税務でデジタル化は必須の要素です。

その流れを引きずっている事務所が結構あります。さすがに手計算はしていませんが、会計ソフトに入力する資料をわざわざエクセルで作っています。また銀行通帳をの内容を、伝票に書き写してからソフトに入力したりという具合です。ですから税金の納付もわざわざ納付書を手書きして、銀行で納付です。さらには顧問先に作成してもらったエクセルデータをもう一度、会計ソフトに手入力です。やっと最近、電子申告を始めた事務所も多いです。弊所では税金は全て自動引落かクレジットカード納付です。顧問先とはクラウドでデータ連動を取ります。日常的な連絡もメールよりLineが多いですよね。便利なものはどんどん使って行けば良いと思います。

理由④ コミュニケーションがとりずらい

税理士の選ぶうえで最も大切な事は、この部分です。身も蓋もありませんが、完璧な税理士はいません。全ての税目に精通し、様々は業種を経験し、人脈も広く、処理は早くて、補助金申請はお手のもの。その上、契約するだけでどんどん売上が上がっていくし、顧問料は安い。そんな税理士がいるなら私が契約したいです(笑)

すべての税理士に得手不得手が必ずあります。そんな中で最も大切にするべき要素は『相性』です。聞きたいことを気兼ねなく聞けますか?質問したことに納得のいく返答がありますか?社長が大切にしていることを税理士はわかってくれていますか?そういった事が決め手になると思います。意外と「この先生、苦手だなぁ~」と思いながらもズルズルと付き合っている社長が多いです。税理士の変更を検討してみても良いと思います。

理由⑤ 未来が見えない

高齢の先生の後継者はいらっしゃいますか?

税理士の平均年齢は、60歳を超えます。税理士転職サイトの調査では半分以上の税理士が60歳以上です。80代の方が10%以上いらっしゃいます。恐らく御社の所長・税理士も60代70代でしょう。それは良いと思うんです。ただその場合、その税理士事務所に後継者はいらっしゃるのでしょうか。

そもそも税理士は高齢の所長お一人で、後は無資格の担当者ばかりの事務所も多くあります。万が一の時、税理士が居ないと申告もできません。実は私も無資格時代はドキドキしていました。所長が倒れると顧問先にたいして何もできなくなってしまいます。これから10年20年と一緒に事業を進めていけるかどうか、不安になってしまいますよね。このパターンで異動先の税理士事務所を探す方、多いと思います。

税理士の変更をご検討ください

税理士事務所・会計事務所の変更を考える動機をご紹介してみました。他のパターンもいろいろとあります。一つでも当てはまるようでしたら、税理士事務所の変更してみてはいかがでしょうか?その候補の一つにタクスリー税理士事務所も加えて頂けると嬉しいです。税理士の変更をご検討のかたは、「かえたいプラン」をご参照ください。

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